能登金剛の代表的な奇岩の一つである「機具岩」は機織りの神様の伝説を生んだ夫婦岩です。
機織りの道具のような岩々からなっている所から名付けられました。
高さ16メートルと12メートルの美しい2つの岩が寄り添うように並び、しめ縄で結ばれた姿は神聖な佇まい。
伊勢の二見岩によく似ていることから、別名「能登二見」とも呼ばれていますが、能登の機具岩は、大きい岩の方が女岩、小さい岩の方が男岩です。
<神様が残した置き土産、機具岩の物語>
その昔、能登の地に織物の業を広めた鹿島郡能登比咩神社の祭神、
渟名木入比咩命(ぬなきいりひめのみこと)が織機を背負って山越えの折、途中で山賊に遭い、
思わず織機を海中に投げたところ忽然としてそれが岩に変じたと言われています。
住所
〒925-0443 石川県羽咋郡志賀町富来七海